米ホワイトハウスのカービー広報補佐官（国家安全保障担当）が２６日、明らかにしました。週末にはイスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの間で大規模な攻撃の応酬が起きていました。

エジプト首都カイロで行われている交渉に詳しい米政府高官によれば、週末の話し合いでは進展がみられました。仲介国は停戦合意の一環として交換される受刑者の名前を含む「最終的な詳細」について協議を行ったといいます。

米政府高官によれば、こうした進展が即座の最終的な合意を保証するものではないものの、現在は交渉の最も重要な点について協議が行われています。

カービー氏によれば、ハマスを含む全ての代表が協議に参加し、最終合意に向けて、より具体的に話し合いを進めることができたといいます。

ハマス政治部門のバセム・ナイム氏は、ハマスは２６日に協議に参加していないと述べました。ナイム氏は中東メディアの取材に答え、ハマスは７月２日の提案で合意した内容について交渉する用意があるものの、イスラエルのネタニヤフ首相が付け加えた条件は受け入れないと改めて主張しました。

米政府高官は、残された課題は大きいが、潜在的には克服できるものとみられていると語りました。

交渉の重要な争点の一つは、エジプトとの国境沿いにあるガザ南部の緩衝地帯（通称・フィラデルフィア回廊）に駐留するイスラエル軍です。ハマスは、停戦合意の初期段階で同地での駐留を継続したいというイスラエル軍の意向に反対の姿勢を示しています。（CNN)